障害者スポーツ
平成20年3月8日(土)
開催!
第10回
大阪府障がい者スポーツコーチフォーラム
 平成20年3月8日(土)大阪府立女性総合センター(ドーンセンター)において、「第10回大阪府障がい者スポーツコーチフォーラム」を開催しました。
 今回は二部構成として開催し、一部では、大阪高等学校体育連盟会長 前田嘉昭 氏に「みんなのスポーツ」というテーマで基調講演を行っていただきました。
 前田会長からは、泉州地区で行われている地車祭りを例に、地域には単に祭りを楽しむというだけでなく、年齢に応じてそれぞれが思い思いに祭りを楽しむという文化や次世代の育成に繋がるコミュニティーが確立されている現状が紹介されました。
 また、スポーツの指導者は選手との関わりの中で、どのような指導をすれば選手が満足するのか、どのような指導をすれば選手が自らの意志で努力し挑戦しようとするのか、さらに、地域内にとどまらず日本国内、世界に向けて挑戦しようとするのかについては、指導者の日頃からのアドバイスにかかっていると指摘されました。具体的には、選手個人やチームに対して目標を持たせること、また能力を最大限に引き出せるプログラムを提供することなど、指導者自身が選手に対して変化をさせる力を備えていることが必要であると提言されました。
 スポーツを取り巻く環境については、自らの海外での視察経験から、海外と日本を比較した場合、日本ではスポーツを行うバックグランド(環境)が進んでいないことを強く感じ、今後、スポーツをみんなが楽しく出来る環境を整えることが重要であると訴えられました。
 さらに、学校単位のチームスポーツの分野においては、日本では、各学校1チームしか試合に出られないシステムになっており、背番号を付けていない選手がグランド整備を行ったり、練習には参加するが試合には出られない選手がいたりする。海外の学校では、同じ学校内に複数のチームがあった場合、各チームに指導者がついていることが当たり前である。このように、日本と海外とのシステムの違いを目の当たりにしたとき、はたして、スポーツは何の為にするのか、学校の為なのか、監督、指導者の為なのか、どのような考えのもとにスポーツに取り組むべきかを考えさせられたと話されました。そして、最も大事なことはスポーツを楽しむということであると締めくくられました。
 二部では、「障がい者スポーツの振興について」というテーマで、基調講演をお願いした前田会長の司会進行のもと、大阪府立茨田高等学校校長(元大阪府生活文化部生涯スポーツ振興課参事)竹村 茂氏、上級スポーツ指導員の森近久子氏、2007ジャパンパラリンピック水泳競技大会金メダリストの生長奈緒美氏をお招きし、シンポジウムを開催しました。竹村氏からは、視覚障がい者の方を対象に行われているグランドゴルフについて、また森近氏からは、水泳競技での指導者としての心構えについて、生長氏からは水泳競技に取り組むようになったきっかけや現在の練習方法など、シンポジストそれぞれの方が、障がい者スポーツに取り組んだ経験談や現状での課題、目標などを熱く語っていただきました。
 今回のフォーラムは、現在指導にあたっている方、あるいは、これから指導者を志そうとしている方に、大いに参考になったものと思います。
 なお、本フォーラムの詳しい内容は、大阪府障害者スポーツ振興協会ホームページで紹介しています。
http://www.osad.jp/
〒540-8570 大阪市中央区大手前2丁目 大阪府生活文化部 文化・スポーツ振興室 生涯スポーツ振興課
TEL 06-6941-1585 FAX 06-6949-0720 E‐mail sport-shinko@sbox.pref.osaka.lg.jp