住民の健康維持・増進、子どもの健全育成、地域の活性化の理念の下、平成17年2月24日に「天王寺スポーツ倶楽部」が設立されました。現在は650名の会員がいろいろな種目(8種目)を楽しんでいます。定期的な活動だけでなく、天王寺スポーツフェスティバル「天スポ運動会」やスキーツアーなど、年間に多くのイベントを企画しております。
 クラブは1中学校区(天王寺中学校)、3小学校区(大江、聖和、天王寺小学校)で構成されています。通常の活動の他に各校が独自のカラーでジュニアスポーツを運営しています。大江小では大江ジュニアスポーツクラブ(バレーボール、ミニバスケットボール、バトン、ソフトボール)を運営し、聖和小ではソフトボール、キックベース、剣道、天王寺小はサッカー、ミニバスケットボール、ソフトボールというように各校とも様々な活動をしております。その中でもソフトボールでは各小学校の頭文字をとったソフトボール交流大会「TOS杯」を年3回開催しており、子どもたちだけでなく運営している大人たちにも一体感が生まれ、地域の垣根を越えて交流の輪が広がりました。
 また、当クラブでは、スポーツクラブの会員証を提示すれば割引してくれる協賛店を募集しています。現在、飲食店やスポーツ用品店など9店舗が協賛しており、地域が一体となってクラブを盛り上げ、支えております。
 今後、振興町会や子ども会、老人会との連携を強め、会員が1000人になることを目指し、地域の子どもたちが安全に安心して遊ぶことができるような地域をつくっていくことを目標としております。
スタッフのみなさん
活動の様子
スキーツアー
 天王寺スポーツ倶楽部
 〒543−0053 大阪市天王寺区北河堀町6−20(大阪市立天王寺中学校内)
 TEL:06−4303−3531 FAX:06−4303−3531
 HP:http://www7a.biglobe.ne.jp/~ten-spo/
 E-mail:ten-spo@kce.biglobe.ne.jp
「クラブ立ち上げに向けたイベントや教室等の単発的な事業から、クラブ活動の継続的なサークル事業に結び付けるにはどうすればいいですか?」 大阪府
広域スポーツセンター
スーパーバイザー 
赤松 喜久
 新規にクラブを立ち上げるためには、まず、そのような動き(思い)があることを知ってもらう必要があります。もちろん、クラブ会員募集というような案内だけでは、会員(地域住民)を思うように集めることはできません。そこで、各種のイベントや教室を開き参加者を募って、楽しい(あるいは健康に良い等)と思ってもらえる活動機会を提供していくことが大切となります。地域住民にとっても、いきなり定期的・継続的な活動ではなく、1日だけ、あるいは数日間の(お試し会的な)催しの方が比較的気軽に参加できるものです。しかし、逆の見方をすると、そこで、楽しい(あるいは健康によい等)と思ってもらえなかった場合には、そこから先はかなり険しい道のりとなりますから、クラブづくりの認知度を高めるためのイベントや教室は用意周到に実施される必要があります。
 さて、問題は次なるステップです。クラブでの継続的なサークル事業を展開していく方策として、大きくは次の2つが考えられます。第一に、既存のクラブやサークル、同好会との共同があげられます。往々にして、既存のクラブと総合型地域スポーツクラブづくりの共同は難しく、競合関係に陥りがちです。既存のクラブ側に、新参者に吸収される、あるいは、施設の使い勝手が悪くなる等々の思いを抱かれることがないよう、既存のクラブにとっての意義を、時間をかけ丁寧に説明する必要があります。第二に、イベントや教室への参加者を中心に定期的・継続的な活動を用意し、サークル事業としていくという方策が考えられます。この方策は、これまでも多用されてきたものであり、決して新しい考え方ではありません。しかし、スポーツ教室から単一種目の会員数の少ない個別のクラブを量産し、それらのクラブが限りある施設の奪い合いをするという状況をつくり出してしまうことは避けなければなりません。施設に集う人々の共同の体系をつくりあげ、事業運営の組織的充実を図るとともに、限りある施設の有効利用を図ることが大切となります。総合型地域スポーツクラブづくりの意義の一つがそこにあるものと考えます。
 ここで述べたクラブづくりの過程を経て、今日、着実に成長している総合型地域スポーツクラブが大阪府内にも複数存在します。先行する事例をこのような観点から是非見直していただきたいと思います。