総合型地域スポーツクラブ紹介「NPO法人大阪狭山スポーツクラブ」
 NPO法人大阪狭山スポーツクラブの歴史を振り返ると1962年に日本体育協会50周年記念事業の一環として狭山町にスポーツ少年団を結成したところから始まります。当初はワンダーフォーゲルやサッカーなど多種目で活動していましたが、1971年「狭山町サッカースポーツ少年団」に改称しサッカーを中心に活動し始めました。その間、全国スポーツ少年大会の出場や社会人チームの結成など様々な出来事を経て1987年に社会人チームと統合し多世代型のチームとして活動し始めました。そして、2004年に法人格を取得して現在の「NPO法人大阪狭山スポーツクラブ」が誕生することとなりました。今年の10月には長年にわたる活躍が評価され、文部科学省から生涯スポーツ優良団体(*1)として表彰を受けました。
 また、1994年の大阪狭山市民スポーツフェスティバルの中で日本サッカー協会の川淵キャプテン(当時はJリーグチェアマン)が講演会の際に、「Jリーグの理念に基づいた素晴らしいチームであり、今後いろいろな人が参加できる大会を是非開催してほしい」と寄付を受け、川淵杯サッカー大会を開催するようになりました。現在もこの大会は継続して行われ、昨年度は兵庫県、奈良県、大阪府の各地から小学1年生からシニアまで様々な世代のチーム(13種別82チーム)が集い、各試合で熱戦が繰り広げられました。
 現在、400名近くの会員がサッカーを中心に他3種目(レスリング、テニス、中庸姿勢法)活動しており、サッカーフェスティバルの開催や周辺の中学校や高校の部活動との連携など、地域の子どもの育成に大きく貢献しています。
活動風景
生涯スポーツ優良団体表彰式
黒田 健一郎氏(右側)
11月23日サッカーフェスティバル
クラブ員集合写真
 NPO法人大阪狭山スポーツクラブ
 〒589-0036 大阪狭山市山本東433 市民総合グラウンド管理棟2F
 TEL:072-365-3774 FAX:072-365-3774
 HP:http://www.geocities.jp/osakasayama1962/
 E-mail:osakasayama1962@ybb.ne.jp
注:(*1)地域または職域のスポーツクラブでその活動が定期的、計画的、組織的に行われ、設立後少なくとも5年以上経過し、かつ、地域、職域のスポーツ振興に貢献しているクラブに対して送られる賞のこと。昭和52年から始まり、今年度は全国で74団体、府内では4団体が表彰されている。
クラブのつくり方Q&A 「総合型クラブってたくさんの
    種目が必要なのですか?」
大阪府
広域スポーツセンター
アドバイザー 
松田 雅彦
 必要というより、必然的に多種目になっていくという考えの方が自然だと考えます。総合型クラブは、よりたくさんのみなさんが、スポーツにかかわってもらえることを目標にしています。そうなると地域住民のみなさんからの要求(あの種目をやってみたい)に応えていくことで、それが可能になってきます。はじめから、全ての方の要求に応えることはできませんので、まずは、できる範囲で活動をはじめて、人的・物理的資源および会員の増加にあわせて種目数を増やされてはどうでしょうか。
 総合型クラブは、地域にスポーツ文化を根付かせることが大きなねらいとなります。よりたくさんの方が、スポーツを生活の伴奏とすることで、豊かで気持ちよく過ごすことができる。そんな地域でありたいという願いをこめて総合型クラブをつくっていかれていることと思います。
 そのためには、地域住民のニーズに応えることができないと、より多くの方にスポーツを楽しんでもらうことができません。そのニーズの一つが「種目の多様性」ということになります。
 しかし、種目は、たくさんあればいいというものではありません。定期的な活動になると、しっかりとした指導者がいて、場所が確保されており、ある程度の人数が必要です。クラブを立ち上げる場合には、まず、クラブの人的・物理的資源、財源などと会員のニーズとの関係で種目を決め出されるのがいいのではないかと思います。特に、魅力のある指導者の存在は活動の継続性や会員の確保にとって欠くことができない要因だと思います。イベントなど不定期な活動では、新たに増やしてみたい種目を取りあげて実施することで、種目を増やすための評価の場とすることができます。
 少ない種目であっても、総合型クラブの理念を共通に認識した人たちで活動をはじめて、会員の増加などの状況にあわせて、徐々に種目数を広げていくことが大切だと思います。
 種目を増やすことは、一人の人間がたくさんの種目を楽しみなさいといっているのではありません。地域に生きる一人ひとりが、自分の体力や志向性及びライフステージに応じて、種目を含んだスポーツとのかかわり方を選択できる場を、クラブとして用意しましょう!ということが大切なんです。