第12回おおさか生涯スポーツコンベンション
―生涯スポーツ社会の実現を目指してー
平成18年1月14日(土)大阪府立女性総合センター(ドーンセンター)
基調講演 「クラブづくり、人づくり」
 ■講師
西村昭宏 氏 セレッソ大阪チーム統括部ゼネラルマネージャー
昨年度Jリーグで優勝争いを展開したセレッソ大阪でゼネラルマネージャーをしておられる西村氏にサッカーだけではなく誰もが気軽にスポーツを楽しめてスポーツが「まち」を元気にする、そんなスポーツ文化が広まることを目指しているJリーグの基本構想を話していただきました。また、セレッソで取り組んでいる地域との交流や異種スポーツとの交流についての取り組みには集まった多くの観客の高い関心が感じられました。
シンポジウム
基調講演に続くシンポジウムでは「地域で築く豊かなスポーツライフ」をテーマに議論が交わされました。また、会場との質疑応答も活発に行われ有意義な時間となりました。
 ■コーディネーター
赤松喜久 氏 大阪教育大学教育学部教授
 ■シンポジスト
朝原宣治 氏
大阪ガス陸上競技部 アトランタ・シドニー・アテネオリンピック出場
ドイツのクラブは日本のように学校単位で行われているのではなく、地域で行われています。そこでは日本のように学校を卒業したら途切れてしまうと言うことはなく、一貫した指導が行われています。また、地域にはたくさんのクラブがあり、自由にクラブも指導者も選択することができます。そこでは老若男女、初心者からトップの選手までさまざまな人たちが活動しています。そのように、みんながスポーツと触れ合い、楽しみを持てる環境を作ることが今の日本には必要だと思います。
河原慶子 氏 西村昭宏 氏
ライフスポーツ振興財団 事務局長
ライフスポーツ振興財団は「幼少児の健全な心身の育成に役立ちたい」という夢から生まれました。最近は親が子どもとのコミュニケーションを取れないケースが目立つようになってきました。それを回避し、親子で活動するきっかけを作りたいと願っています。財団では「子供グラウンドゴルフ大会」や「ライフ・チャレンジ・ザ・ウォーク」に対する助成を行い、自主事業として「ライフキッズスポーツクラブ」を運営し、また、指導者の育成を目指し、財団公認の「キッズインストラクター」の養成をしています。総合型地域スポーツクラブでは幼少児の活動を支援していきたいと考えています。
セレッソ大阪チーム統括部ゼネラルマネージャー
セレッソ大阪ではホームタウンを重視しながら常に地域とともに「大阪らしさ」「セレッソらしさ」を目指しています。関西に根付いている阪神タイガースのように、地域に根ざしたJクラブになり、それを核にして他の競技も含めた総合型地域スポーツクラブへ発展していくことを望んでいます。また、今後はセレッソが持っている情報を地域の指導者に対して伝達講習をセレッソ主催で開催することを考えています。
山田明仁 氏
特定非営利活動法人 神戸アスリートタウンクラブ 副理事長
震災後11年を向かえ、命の尊さや、健康のありがたさを感じたメンバーが街づくりの一環として神戸市といっしょになってアスリートタウンを作ろうと始めました。その町は「身近で「誰でも」「正しく」「楽しく」スポーツができることを目的にしています。リーディングプロジェクトとして「リ・コンディショニング」「ウォーキング・タウン」「神戸総合型地域スポーツクラブ」「市民健康増進システム」を考え、取り組んでいます。また、クラブの財源確保は重要な課題だと考えますが、実際にはどうしたら自分たちが楽しめるかを考えてどんどん進めていくことができればよいと思います。